いろはのこころへ 〜いろはのデザインの心得〜
#一緒につくる
「お客様は神様です」
そんなくだらないことを言ったのは昭和時代の誰だっただろうか。だが、これはあながち間違ってはないだろう。対価。お金を払う側、貰う側という立場ができる以上、この腐った昭和の考え方は全ては否定できない。
だが、あえて。
いろはのデザインでは、「お客様は神様」ではありません。お金を払っていただけるすごく崇高な方でもありません。ものづくり、クリエイティブの世界ではそんな上下関係は全く無意味だと考えています。
その理由は、「単に、いいものを作りたい。」ただそれだけです。
いいものを作るために、お客様の声を親身になって聞き、膝を合わせて打ち合わせし、時には「そうじゃないんじゃないか」と今まで培った経験値から進むべき道を導きながら、手を取り一緒に満足できる、いいものを作る。
以前はここまで言えませんでした。イエスマン。若い頃はそれを覆す事ができる経験値も勇気もなかった。言われたことに自分で線路を引いてその上をひた走りゴールに向かう。
それでもいいものはできるんですね。表面的には。でも、何かが違う。
完成したとき、納品したとき、お客様と一緒に、腹の底から一緒に喜べる、満足できる。そういうものを作り続けたい。
だから、いろはのデザインでは、お客様もクリエイター、一緒に同じ思いでものづくりを目指すパートナーであるべきと考えています。