2025年もあっというまにGWがおわり、これからまた暑い夏がすぐそこまできています。今日はそんな真夏の前にすっと心が気持ちよくなるようなお話。
先日妻と、千葉駅から徒歩5分程度にある素敵な和食料理のお店へランチへ。(妻のおごり)お寿司と鉄板焼の専門店「波奈」さんというお店です。
今回はランチでお寿司(和食)のコース。駅から少し奥まった場所で、静かな佇まい。雰囲気もすごく素敵なお店。
店内に入ると間口の広い入口と和装の店員さんがお出迎えしてくださいました。カウンター席を予約していた我々は、眼の前に職人さんがすでに準備してくだっていて、私たちの会話を邪魔しないような絶妙なタイミングで話しかけてくださったり。
料理メニューも単調にならないよう、冷製、暖かいもの、などの香盤が素晴らしく、もちろんお値段も素晴らしかったですが、、笑。とても気持ちの良いランチになりました。
その時に、我々を担当してくださった板前職人さん(後でわかりましたがこの方が料理長でした)が苦手なものをあらかじめ聞いて確認してくれるのですが、妻が辛いものが苦手なので、事前にわさび抜きで予約をとっておりました。板前さんはもちろん、そのことは理解していて確認してくれたのですが、メニューの中に「ガリ(生姜)」が出てきた際に、妻は当然苦手なので、僕のところへ食べて。と器ごと回してきたんです。それを見た板前さんは、「奥様はもしかして辛いもの全般が苦手ですか?」と。
その後の料理でかつおの握りにからしを乗せて提供していただく料理には、妻の分はからしを外して提供してくださいました。
ほんの些細なことですが、これがサービスなんだなと。人と人との会話や仕草の中で、何かを感じ、想像する。その場の適切なきめ細やかな心配りと判断が気持ちの良い食事になる。料理の味ばかりが、実は美味しい食事でないことを感じる瞬間でした。
波奈さん、とっても素敵なお店です。会計後には女将さんがさり気ない会話を交わし、お金だけのやり取りで終わらないような配慮もさすがだなと感じました。インバウンドの胡散臭い外国人や中華人もいなく、心豊かに美味しい料理を味わえるお店です。




