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2019-05-08

銚子電気鉄道の銚子電鉄(銚子電気鉄道)

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千葉県銚子市にあるこの鉄道。1913年(大正2年)に設立された銚子電鉄(銚子電気鉄道)。この前ふらりと観光をしたときに乗車したこの鉄道を取り上げたい。

銚子駅から外川駅まで、わずか6キロちょっとを結ぶこの路線。開業当時は醤油の町、銚子では無くてはならないインフラだったそうだ。だが、第一次大戦で廃線となり、その後復活したものの第二次世界大戦では運行不能に。戦争に泣かされた鉄道だ。

その後1948年(昭和28年)に再復活したものの、利用者が激減し廃線寸前。そんなとき、副業出始めた「ぬれ煎餅」が大ヒットしてなんとか鉄道事業をささえていた。

その後、さらに最大の危機が。当時の社長の債務を会社が背負うことになると再び倒産の崖っぷちに。

それでも諦めなかった社員たちが、必死のアピールでぬれ煎餅を販売したそうだ。1日1万程度の売上だったのが、オンラインショップにたくさんの購入者の注文が殺到し、幾度となく廃業の危機を乗り越えてきた。

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実際にこの電車に乗ると、人の温かさを感じる。社内には手作りのチーバくんのデコレーションで撮影スポットを車両内に作ってみたり、地域の企業がこの鉄道をどうしても残したい。残すべきだと手を取り合い、駅名の命名権(銚電ネーミングライツ)で支えていたり。そして車両の行き先案内の放送にもお客さまに喜んでもらおう、また来ていただきたい。という思いが伝わってくる放送。

銚子鉄道の存続の背景には「ぬれ煎餅」がなければ成立しなかったことなのかもしれない。だが、それだけではない。地域が一丸となり、この鉄道を残したい。そんな人の思いが繋がり今に至っている結果だと思う。

オンラインショップでぬれ煎餅を買ってこの鉄道を応援するものいいだろう。ふるさと納税で銚子市に支援するのもまたひとつのこの街を応援する方法だろう。だがボクはあえていいたい。やっぱりこの銚子に行って、この鉄道に乗る。実際に肌で当時の思いを感じる。人の思いを感じる。諦めないという強さを感じる。そんなことが本当は一番大切で、銚子電鉄が喜ぶことなのではないか、と。

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銚子電気鉄道のホームページの中に、こんな一文をみつけた。

そしていつかは、皆様に「銚子電鉄がこの町にあって良かった♪“銚電、ありがとう!”」と言ってもらえるような鉄道会社を目指し、奮闘を続けているところです。

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まさにローカル鉄道とは、地域、街、その人たちの変遷を見届ける「時代の生き証人」であると思う。

いろはのデザインのある津田沼地区とは少し距離はあるが、たまたま先日観光で銚子に訪れたときに知ったこの銚子電鉄は、まさに地域の誉モノであると感じ、いろはほまれ内に掲載することとする。

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「次は〜絶対に諦めない銚子〜♪ 終点の銚子です〜」

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