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登山も多様性

梅雨明け前。だがもはや関東・首都圏にお住まいの方はすっかり梅雨明けと思っているであろう、ここ数日の酷暑。そんな中、OFFを利用して久しぶりに高尾山へ。

京王高尾山口駅を降りると、あの有名な隈研吾設計の駅舎が。青空と調和した駅舎。

この高尾山、世界でも有数の登山客を誇る山なのだ。標高は599M(600Mでいいじゃん!という声もあるが)で登山客はなんと世界一のギネス記録も持っているんだとか。日本の大都市、東京都にあり、交通のアクセスもよく、標高もそれほど高くなく、ハイキングや山歩きの初心者にも気軽にチャレンジできることが、登山客世界一の確固たる理由なのだと思う。

そして何と言っても、この高尾山の登山ルートの多さ。基本6ルートあり、それぞれが高尾の表情が違う楽しみ方ができるのも高尾山の魅力の一つだ。例えば1号路は、ほぼアスファルトで山頂までつづき、ハイヒールや山の装備がなくともなんなく山頂までたどり着く。逆に4号路や6号路は、低山といえども沢や吊り橋などネイチャーアクティビティを楽しみながら山頂へ向かうため、最低限の山の装備が必要になってくる。また、登山口からはリフトやケーブルカーも山の中腹下あたりまでをつなぎ、特に1号路目的で登山を楽しむ人にとってはさらに手軽に感じる。この山頂までのルートの多様性が他の山にはない高尾山の魅力なのだ。

今回ボクは行きは6号路の自然を満喫できるコース、帰りは4号路(吊り橋を渡る)→1号路→最後はリフトに乗って登山口へ戻るというルートで楽しんできた。行き交う人は外国人もいれば年配のおじいちゃんやおばあちゃん、ペットを連れて一緒に登るハイカーもいた。山頂では、1号路メインで山を楽しむ若いカップルや、学校やクラブ活動等の行事で登ってきた学生、ハイヒールやスカートで登ってきた女性も見受けられた。山頂にこんなに様々な目的や格好で山に登ってくる山って他にあるだろうか??もちろん、本格的な登山を楽しむ人の中には、きっと「高尾山は山じゃないから」という人もいるかもしれない。だがそれでも、この山に来たい、楽しみたいと思う人がいる限り、きっとこの高尾山は世界でも類を見ない、山頂にさまざまな格好や目的で登れる、ある意味多様性の山としてずっと根付いていく気がした。

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